【3分読んだら確信！】AGA治療の効果を理解する3つのポイント

男性の薄毛の原因の大半がAGAであり、AGA専門のクリニックや治療方法があるというのは、かなり常識的な知識になってきました。とはいうものの、AGAは自由診療（保険が使えない診療）であり、クリニックによって治療内容や名称が様々であったり、費用が高額であるため、「本当に効果があるの？」と心配になってしまいますよね。

はじめに断言しておきますが、AGAの治療方法は効果があります。そして、間違いなくあなたの薄毛を改善・解決してくれます。

ただし、それは「正しい治療方法を選択」した場合のみです。先ほども書きましたが、AGAの治療は自由診療であり、治療内容や処方する薬はクリニックが自由に決めることができます。そのため、非常に種類が多岐にわたって存在するため、あなたが正しく選ぶ必要があります。

本記事では、数ある治療方法の中から、あなたにとって効果的な治療方法を選択できるように、それぞれの内容について根拠や評判など裏付けを持って説明していきます。

最後までお読みいただければ、AGAの治療方法について必要な知識が身についていることをお約束します。最後までお読みください。

長文になるため、巻末にまとめコーナーを作っておきます。万が一時間がない方も、そちらだけ読んでいただけば大筋は理解できるようになっています。

1 【ポイントは3つ】筆者がオススメするAGA治療方法
2 【たった2種類】AGAの治療方法
- 2.1 【発毛その1】AGAクリニックでの薬物治療
- 2.2 【発毛その2】植毛クリニックでの手術療法
3 AGA治療に関するユーザーの口コミ
4 【ここで解消！】ユーザーが感じる疑問・懸念・不安
5 最後にまとめ

【ポイントは3つ】筆者がオススメするAGA治療方法

先に筆者のオススメの治療方法をお伝えしておきます。

ちなみに、筆者自身も薄毛に悩んだ経験があり、AGA治療の経験者です。

筆者のオススメする治療方法は「AGAクリニックで認可薬の処方を受けること」です。

筆者が考えるAGAの治療方法を選ぶ基準は以下の3つです。

治療方法に根拠があること
安心できること
無駄な費用を抑えられること

この3つだけしっかりとおさえられていれば、間違いなく怪しい治療方法に引っかかることはありません。あなたが本記事でご紹介していない治療方法に万が一出会って迷ってしまった場合にも、「この治療方法に根拠はあるのか？」「この治療方法に安心感はあるか？」「無駄なお金がかかっていないか？」で確認してみてください。一つでも答えがNOであれば、その治療方法を選ぶべきではありません。

【たった2種類】AGAの治療方法

意外に思われるかもしれませんが、AGAの治療方法には2種類しかありません。それは「発毛」と「植毛」です。

「あれ？育毛は？」とあなたは疑問に思われたかもしれません。育毛剤やマッサージ、シャンプーなどを総称して「育毛」と呼びますが、これらはAGAに直接的な効果がありません。理由や根拠など、後ほど別コーナーを設けてそちらで説明します。

それぞれの違いを簡単な図にまとめました。

	目的	効果	治療内容	費用
発毛	髪がないところから生やす	〇	投薬	￥￥
植毛	髪がある場所からない場所に移す	〇	手術	￥￥￥
育毛	今ある髪の毛を太くする	△	育毛剤	￥

発毛と植毛はともに「髪の毛がないところに髪の毛を増やす」という共通点があり、ともに効果があります。違うのは内容と費用です。発毛はAGAクリニックを受診することで処方されるプロペシアなど、AGAに効果を認められた認可薬中心の薬物治療で、植毛は専門のクリニックで行われる、毛の薄い箇所に毛を植える手術療法です。それぞれの効果や注意点など詳細についてはこの後説明していきます。

【発毛その1】AGAクリニックでの薬物治療

AGAクリニックでは問診や検査の上で、「フィナステリド」や「デュタステリド」という成分の入った薬を中心に、場合によっては「ミノキシジル」という成分との併用で治療を進めていきます。この3つの成分が、国内では効果が認められており、フィナステリドは「プロペシア」、デュタステリドは「ザガーロ」という内服薬、ミノキシジルは「リアップ」という外用薬として国内で認可されています。（詳しくは、コチラの記事をお読みください）

フィナステリドやデュタステリドは要するに、「5α-還元酵素」という悪い酵素が「DHT」というハゲの原因物質を作るのを邪魔してくれるお薬で、ミノキシジルは血行を促進することで毛が生えやすくなるというお薬です。

それぞれの成分について、どこの製薬会社が情報を持っていて、どのサイトを確認すれば確かな情報が手に入るのかまとめてみました。

成分	製薬会社	情報公開元
フィナステリド	MSD社	MSD Connect
デュタステリド	グラクソ・スミスクライン社	くすりのしおり
ミノキシジル	大正製薬	ミノキシジルの作用と効果データ

ここでは、「AGAクリニックでは薬物治療を中心に行う」というイメージだけ掴んでもらうため一旦次に進みます。あなたがAGAクリニックによる薬物治療に興味をお持ちの場合はコチラの記事を読んでください。

記事の中には、あなたが薬物治療を受けるために必要な5つの知識が載っています。しっかりと把握してから治療方法を選択してください。

オススメのAGAクリニック
AGAクリニックの選び方
AGA認可薬の効果と副作用
AGA認可薬にかかる費用
AGA認可薬の入手ルート

【発毛その2】植毛クリニックでの手術療法

次に植毛について説明します。植毛クリニックとはその名の通り、植毛手術を専門とする医療機関のことです。植毛手術は非常に高額な治療方法となるため、注意点や費用など正確な情報をしっかり把握することをオススメします。植毛には2種類あり、「自毛植毛」と「人工毛植毛」のどちらかを選択することができます。両者の違いは簡単に言ってしまえば、自分の毛かナイロンなどで作った偽の髪の毛、どちらを使うかです。（筆者のオススメは圧倒的に自毛植毛です。）

自毛植毛は、自身の後頭部や側頭部からドナー（毛包ともいい、頭皮の一部）を採取し、それをグラフト（株ともいい、毛2～3本を1株）にわけて、ハゲた部分に移植する手術です。後頭部や側頭部はAGA患者であってもハゲにくいことがわかっているため、ドナーを採取しても問題がないのです。また、手術の方法としてもメスを使うFUT法と使わないFUE法があり、選択することができます。

植毛についても、発毛のパートと同様に、大まかな説明はここまでとし、詳細な説明は以前書いたコチラの記事をご確認ください。植毛手術を検討する際に知っておきたい3つのポイントについて正しい知識が載っています。

植毛クリニックの選び方
自毛植毛と人工植毛のメリット・デメリット
FUT法とFUE法の違い

いかがでしたか？ここまで、大まかですがAGAの治療方法を2つご紹介しました。次にこれらの治療方法について実際にユーザーの声を拾ってみましたので、あなたの身に置き換えながら読んでください。

AGA治療に関するユーザーの口コミ

ここまでご紹介した2つの治療方法（発毛、植毛）について、ユーザーはどのように反応しているのか、twitterとyahoo知恵袋を使って調べてみました。調査方法として、「プロペシア　効果」「ザガーロ　効果」「植毛　効果」をそれぞれのサイト内で検索し、結果の中から営業目的と思われる内容や、アフィリエイトの投稿を除外して引用しています。

プロペシアとミノキシジル15％入りをネット注文。AGに悩んでいる人はこの組み合わせで一定の効果があると思いますよ、おじさんアメフトにも同好の士が多いです(^_^;)

— RBCGSUM58 (@sumio_mio) November 22, 2017

https://twitter.com/eos5dmk3/status/931287026963329024

プロペシアは効果なかったけど
デュタステリドに変えたら効果が出たという人もいます。

— 若ハゲに人生を潰されかけた男子大学生 (@wakahagecare) October 4, 2017

ニナゾルシャンプー＋デュタステリド＋ミノキシジル＋リジン。

この組み合わせで落ち着きそうです。

中国の怪しい漢方使えばもっと効果狙えるけど、副作用もありそうなんだよね。#AGA　#薄毛治療　 #アンチエイジング

— 細野悠輔 (@yusuke_hosono) November 22, 2017

ザガーロ歴１１ヶ月目にして美容院で髪にハリが出てきたと言われた。
ザガーロは効果ある‼️

— 味噌カツ (@misokatsu54) October 15, 2017

https://twitter.com/arucard2016/status/904915549880074240

プロペシアの効果が全く感じられません

使用期間は18か月目ですが以前よりも進行してます

皮膚科で毎月購入していますが費用も20万円以上になり馬鹿らしく感じています

参照元：Yhoo!知恵袋の投稿はコチラ

プロペシアやフィンペシアなどのAGA治療薬は、AGAの進行を止めるという効果があります。なので服用中は抜け毛が抑えられていると実感があるはずです。効果を実感するには最低でも半年～1年は服用を続けなければならないので、途中でやめてしまう人も多いのかもしれませんね。そしてその場しのぎ的な効果ですので、服用をやめてしまうと再び抜け毛が始まります。

参照元：Yhoo!知恵袋の投稿はコチラ

どの程度効果あるの？って聞かれると伝えづらいんですが、俺は２回植毛をやって合計で２５０万くらい費用は掛かったけど全く効果がないというか、寧ろこれで悩みが一生解決出来るなら安い！って思えるくらい効果があると思ってくれるとわかりやすいと思います笑

参照元：Yhoo!知恵袋の投稿はコチラ

植毛は基本的には一度すれば、それで治療は終わりというのがいいです。

植毛と聞くと費用を払うのが難しい感じがするのですが、それは一括払いでのこと。

医療ローンやクレジットが使えるクリニック限定になりますが、分割にしたら案外無理なく払うことができます。

１００万円の費用がかかるとして、支払いは月々に２万円ちょいでした。

参照元：Yhoo!知恵袋の投稿はコチラ

発毛剤と植毛手術、それぞれに対して様々な意見が上がっています。特に発毛剤については効いた、効かなかったの声が分かれています。風邪薬が効く人とそうでない人、手術の際に麻酔が効きやすい人とそうでない人がいるのと同じように、全ての人が同じ効果や実感を得ることは難しいです。だからこそ、筆者は、あなたに根拠のある治療方法を選んでもらえるようにすることが大切だと考えています。

一方で、植毛については否定的な意見がほとんど見つからなかったため、万人にとって良い治療方法であると考えがちですが、投稿数が発毛剤に関するものと比べて半分以下の数しかなく、多くのユーザーの感想や体験を色々な角度から検証することが難しいです。そのため、少数の良い意見だけを信じないように気をつけてください。

【ここで解消！】ユーザーが感じる疑問・懸念・不安

筆者の友人にもAGAで悩む人がたくさんおり、そのうち30人の仲間と治療方法や経過報告などを定期的に行っています。そのネットワークを使って、「AGAの治療方法について持っている疑問は？」という質問を投げてみたところ、以下のような疑問が多く寄せられました。

ドラッグストアで買える育毛剤じゃだめなの？
マッサージやシャンプーはAGAに効かないの？
AGA治療薬で効果が出るのはいつごろから？
服用を中断すると、またもとの状態に戻ってしまうの？

これらの疑問や懸念はおそらく一般のユーザーも感じていると思うので、ひとつひとつ解説していこうと思います。

ドラッグストアで買える育毛剤じゃだめなの？

結論を言うと、ドラッグストアの育毛剤はAGAに効果がありません。ただし、大正製薬の「リアップ」という商品だけは別です。リアップはAGAに効果があると国から認められた医薬品であり、プロペシアなどと同じ発毛剤に分類されるので、ドラッグストアで売られている市販の育毛剤とは全くの別物と考えてください。

市販の育毛剤に関しては、日本皮膚科学会が出しているレポートの中で育毛剤の成分とその信頼度について評価していますので抜粋します。

まず、日本皮膚科学会では、評価基準を以下の5段階に設定しています。

A 行うよう強く勧められる
B 行うよう勧められる
C1 行うことを考慮してもよいが，十分な根拠がない
C2 根拠がないので勧められない
D 行わないよう勧められる

この評価基準を用いて、代表的な育毛剤に含まれている主要成分「フラバノン」「アデノシン」「サイトプリン・ペンタデカン」「セファランチン」「ケトコナゾール」を評価した一覧表がこちらです。

男性型脱毛症に医薬部外品・化粧品の育毛剤の外用は有用か？
成分名	評価
フラバノン	C1
アデノシン	C1
サイトプリン・ペンタデカン	C1
セファランチン	C2
ケトコナゾール	C1

結果はご覧の通り、代表的な育毛剤に含まれている主要成分は全て「AGAに効く根拠がない」と医学的に判断されています。テレビやネットの広告が、あたかも薄毛に効果があるような内容になっているため信じてしまいがちですが、AGAには効果がありません。あなたが本当にAGAを克服しようと思うのであれば、育毛剤を選択しないことを筆者はオススメします。

マッサージやシャンプーはAGAに効かないの？

こちらも同じく、AGAには効きません。先ほどの説明でもあったとおり、AGAの原因はDHTというホルモンです。その働きを弱めることが必要な対策であって、頭皮をきれいにしたり、血行を改善することだけで治ることはないのです。

ただし、頭皮の脂やフケが原因で薄毛になってしまうこともありますし、ホルモンが改善されても毛穴がつまっていては髪の毛は成長できませんので、毎日のヘアケアは重要です。正しいシャンプーのやり方についてはコチラの記事に詳しく書いてありますので興味があればお読みください。

AGA治療薬で効果が出るのはいつごろから？

薬の効果がいつごろから出るのかは個人の体感によるので難しいところですが、クリニックが出している情報や筆者の経験を踏まえると3ヶ月～1年程度あれば効果が出始めます。

以下は、CMでも有名な湘南美容外科クリニックが公開している情報です。

フィナステリド（プロペシア®等）に加え外用薬ミノキシジルでの治療を行うと、約半年ではっきりした効果を実感できるようになります。乱れてしまったヘアサイクルを自力で正常に戻すことはなかなかできることではありません。内服薬を服用し、体の内側からヘアサイクルを正すことがとても大切になってくるのです。 AGA治療薬は即効性があるものではありません。継続して治療を行う必要があります。内服薬・育毛剤の使用とあわせて、生活習慣を改善する意識を持ちましょう。

参照元：湘南美容外科クリニック　薄毛治療の効果　より

実際に投薬を行った患者さんの画像がこちらです。

湘南美容外科クリニックの場合はフィナステリドとミノキシジルの併用治療を行っているため、フィナステリド単体の投薬よりも効果の実感は早いと思われます。

間違いなく言えるのは、AGAの治療薬は即効性がないため、飲み始めたらすぐに薄毛が改善される、ということはありません。

筆者も経験者なので焦ってしまう気持ちが痛いほど分かるのですが、3ヶ月から1年は、効果が実感できなくても継続することをオススメします。

服用を中断すると、またもとの状態に戻ってしまうの？

薬の服用をやめてしまった場合、もとの状態に戻る可能性はあります。

以下は先ほどと同じ、湘南美容外科クリニックが出している情報です。

内服薬の効果は約1ヶ月くらいです。その後ずっと服用せずに1年も過ごせばせっかく生えた毛髪も抜け落ちて元の薄毛に戻ってしまいます。治療方針は医師と決めていきますが、治療の経過によって、治療法も変わってきます。多くの方は、毛が増えたら外用薬の使用を中止し、内服薬だけを継続して服用（もしくは外用薬だけに）する「防御の治療」を続けていくことになります。つまり、薄毛を予防するためにはずっと治療を続けていく必要がありますので、コスパを考えてクリニックを選ぶことをおすすめします。

なぜ投薬をやめるともとに戻るかと言うと、プロペシアやザガーロなどのAGA治療薬は、DHTという原因物質の発生を抑える働きであるため、投薬をやめた場合に原因物質がAGAを進行させる可能性はあるのです。あなたが継続治療を嫌がるのであれば、植毛手術をススメるべきかもしれませんが、植毛についての情報は筆者の友人にもネットユーザーの口コミにも少なく、効果の程度や期間を実際の声として伝えることができないため、やはり筆者としては継続的な薬物治療をオススメします。